NGE-5454 デビルマン生誕四十周年記念 悪魔人間降魔成道像

154,000 円(税込)

降魔=悟りを妨げんとする悪魔を降伏(ごうぶく)すること
成道=厳しい修行の果てに悟りを開くこと


永井豪先生総監修の比類なき像
あさま山荘事件が起こり、列島改造計画と呼ばれた国土開発が進む一方で、団塊世代で活発だった学生運動も下火となり、若者たちが“しらけ世代”と呼ばれた1972年、それまでのヒーローとは一線を画す異形のダークヒーローとして、デビルマンは降臨した。
人間の心をもった悪魔が誇り高く闘い、最後の人間として悪魔との最終聖戦に挑み、散っていった姿を、私たちは畏敬の念をもって見つめていた。
約1年間という短い連載期間に描かれた濃密なエピソードの数々は、いち早く人間そのもののあり方に警鐘を鳴らしたものだった。

本品は今なお熱狂的なファンに愛されるデビルマンの生誕40周年を記念して生み出されたブロンズ像だ。新進気鋭の造形作家・清河北斗氏による独創的な原型。
そして400年の歴史を育んできた金属産業の町、高岡市の職人による伝統的鋳造技術が生かされた確かな偶像表現。
さらに釈迦が示した「八相成道」(はっそうじょうどう、釈迦の生涯における8つの主要な出来事)における「降魔」(ごうま、悪魔を下して鎮めること)をモチーフとすることで、崇拝に値する到達点を示した。

【造形について】
“悪魔人間=人ではない者”としての存在感を高めるため、人間の常識的な体躯を逸脱した形状にデフォルメしている。切り詰められた両腕は、具体的ポーズによる固定イメージから鑑賞者を解放する。強靭でしなやかな肉体美を堪能したい。

あの頃、漫画やテレビの前でデビルマンに夢中になった少年たちも、今では手がかりのない超成熟社会のなかで大きな責任を担いながら生きている。
そんなデビルマンファンたちが困難に立ち向かう象徴として、本像をこだわりの趣味空間に飾ってみてはいかがだろうか。
永井先生総監修の証となる証明銘文が封入される。


■原型製作/清河北斗
■カラー/赤銅色
■サイズ(約)/高さ36.5×幅12×奥行(台座含)17cm
■重量(約)/5.3kg (台座含)
■材質/ブロンズ製
■仕様/ウォールナット天然木台座、本体固定済
■備考/永井豪先生公式総監修証明銘文封入
■生産国/日本
©永井豪/ダイナミック企画

  • 特定の感情を顕わにしない静かな表情。見る角度や鑑賞者の心象に応じて、怒りや悲しみ、諦観といった幾つもの印象が感じられる絶妙な表情を創出した。

  • 両翼を拡げたダイナミックな意匠。飾った際には隠れてしまう背部も妥協のない造形考証が施されており、その見事な骨格と筋肉の表現が、これまでの闘いの激しさを饒舌に物語っている。

  • 瓦礫の台座は、これから訪れるデーモン軍との壮絶な最終決戦を前に、廃墟の瓦礫にひととき腰を下ろし、思索を巡らせるデビルマンをイメージしている。八角台座はウォールナット天然木。