KSG-4167 かくいわ芝田 吾希 合才袋

6,380 円(税込)

※原材料の高騰により、価格改定しました(2019年10月)。

下町の職人が一つひとつ手作りで仕上げた逸品


一切合切入れる袋物、という意味から名付けられた和装小物の定番「合切袋」。かくいわ芝田の合切袋は、「切」の字を江戸言葉にちなんで『才能を詰め込む』を意味する「才」の字に代えた、その名も粋なアイテム。下町の職人が一つひとつ手作りで仕上げた逸品だ。通常の袋物と違い、芯にスポンジ、側面にはパイピングを施しており、しっかりとした形が維持される。触り心地も良い。スマホなどを収納できる内ポケットを一つ備える。紐を蝶々結びにしてから留め具に引っかかるまで引っ張り、二本の輪っかに内側から手を通して持つのが小粋な持ち方。

■柄/江戸一 紺まとい、ムラ糸染 吉原つなぎ、江戸一 業平格子、青海波(大) 紺
■サイズ(開口時)/縦25×幅16×マチ最大4cm
■素材/本体:綿100%(表地・裏地ともに)、芯地:ウレタン、紐・パイピング:アクリル、留め具:木製、ループコキ:プラスチック
※ご注文の際、柄をご指定下さい。
※柄の出方は一点一点、異なります。

<かくいわ芝田 吾希の和装小物>
文明開化期、明治新政府の指導で近代化が推し進められ、欧米の文化が広がりはじめた。着用する衣服についても、官吏や軍人のほか、鉄道員など社会インフラに従事する人々の制服にはいち早く洋服が取り入れられたが、市井の人々が着用していたのは、まだまだ和服が一般的だった。ここでは、往時の上野や浅草を行き交っていた人々が愛用した袋物をルーツに持つ、下町職人手作りの和装小物を紹介する。

<かくいわ芝田 吾希>
明治20年代後半、初代・芝田鹿造が浅草馬道で店を開く。“千代田袋”と名付けたオリジナルの袋物が往時の人々の好評を得る(二代目が製造した千代田袋のレプリカは、今も台東区駒形の「世界のカバン博物館」で展示されている)。三代目が作った祭り小物に注文が殺到するに至り、オリジナルブランド「かくいわ芝田」をスタート。2008年、四代目・芝田健吾が独立し、「かくいわ芝田 吾希」が誕生した。現在は東京都台東区松が谷にアトリエ兼店舗を構え、職人の技と“粋”を継承。袋物は全工程を店主自ら、手作業で行っている。
  • 型崩れを防ぐサイドのパイピングも下町職人のこだわり。

  • 和の風情漂う木製留具もポイントに。