戦争に突入していく過程から戦後まで、『歴史が動くその時』に焦点をあて、人間のドラマの中にある「生きた歴史」を伝える歴史ドキュメントシリーズ。
■DISC1:「満州事変 関東軍 独走す」
満州事変の発端は、満州における関東軍参謀・石原莞爾の策略により引き起こされた満州鉄道爆破事件だった。
なぜ日本は関東軍の独走を追認してしまったのか。天皇の側近の日記や最新の資料をもとに、満州事変の真相を描く。
■DISC2:「三国同盟締結 松岡洋右の誤算〜ぼく一生の不覚〜」
満州国建国の非難を各国から浴びた日本政府は国際連盟脱退を正式に表明、1940年9月、日本はドイツ、イタリアと軍事同盟を結んだ。
日独伊三国同盟の締結に秘められた松岡洋右の思いと、日本の運命を変えた瞬間を描く。
■DISC3:「戦艦大和沈没〜大艦巨砲主義の悲劇〜」
帝国海軍がその威信をかけて建造した戦艦大和は、どのような経緯で造られ、なぜその威力を発揮できないまま沈没したのか。
新発見の資料をもとに、時代の変化についていけず大鑑巨砲主義への固執が招いた悲劇の瞬間を描く。
■DISC4:「ラストエンペラー最後の日〜『満州国』と皇帝・溥儀〜」
1932年に中国・東北地方に忽然とあらわれた「満州国」はわずか13年で歴史から姿を消す。
建国神廟の発掘調査で新たになったラストエンペラーの溥儀の知られざる実像、その波乱の後半生と、「満州国」とは何であったのかを探る。
■DISC5:「昭和天皇とマッカーサー・会見の時〜日本を動かした1枚の写真〜」
終戦直後、昭和天皇と連合国軍最高司令官マッカーサーとが並んだ写真は、実は三枚撮影されたことがわかった。
三枚の中から、どのような思惑で一枚の写真が選び出されたのか?戦後日本の運命を決定づけた昭和天皇とマッカーサーの初会見の時を描く。
■仕様/DVD5枚組、カラー、4:3
■収録時間/各巻43分
■発行元/NHKエンタープライズ